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印刷の豆知識~カンプ・分版とは?~

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カンプ・分版とは?

印刷用語でカンプ・分版という言葉があります。
開伸の印刷現場でもこの言葉がよく飛び交っており、印刷業界では必須の単語になってきます。
今回は、カンプ・分版についてお伝えしていきたいと思います。

カンプとは

カンプ印刷仕上がりの見本です。
印刷を実行する前に、印刷に間違いがないかお客様に確認していただくためにPDFデータでお送りしております。
カンプPDFは、「分版を重ねた状態の見本」という意味合いで合成PDFと表現させていただく場合もあります。

開伸は、プラスチックの透明シートに印刷します。カンプは紙での印刷になるため、実際の色の出方とは異なりますが、印刷デザインに問題がないかなどを確認していただきます。

※注意点!
プラスチックでの印刷は、一番下に白色を敷いてから色を重ねる場合が多いです。白を敷くと、白い紙に印刷をしたように色がハッキリと出るため、薄い印刷表現でなく、文字やデザインが細すぎない場合は白を敷きます。( 線が細い文字などに白を敷くと、白がはみ出してしまう可能性があるため )

カンプ・分版には白紙に印刷デザインをのせる為、白を白以外の色で表現します。

その為、全ての版が合わさったカンプは本来の見え方と大きく異なる場合が多いです。弊社からは、全ての白有りと白無しのカンプを確認用にお送りしております。

分版とは

分版は、デザインの色ごとの印刷見本です。
開伸の印刷は最大7色まで使えます。最大7色のデザインが重なり、一つの印刷デザインが完成します。

カンプ・分版で確認できること

カンプは、完成形デザインに近いものになるため、最終お客様にご覧いただき、印刷デザインに問題がないか確認していただきます。
ただし、それぞれの色の範囲が正しいかを確認していただくために、実際は無色であるニスを色有りで表現したり、白を他の色で表現しますので、全ての版のカンプは印刷デザインと大きく異なるケースが多いです。
その為、ニス版と白版を抜いたカンプが最も印刷イメージに近いものになりますので、そちらをご確認いただきます。

分版はそれぞれの色ごとの印刷範囲を確認していただきます。
白を敷く範囲によって印刷イメージが変わったりするので、間違いがないか見ていただきます。

まとめ

実際に印刷されたデザインが間違っていた…!という事態を防ぐ為に、分版・カンプにくまなく目を通していただくようにお願いしております。
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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